2011年(平成23年)9月〜12月の上映作品
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ブンミおじさんの森

2010年 タイ・イギリス他合作 1時間54分
監督/アピチャッポン・ウィーラセタクン 
出演/タナパット・サーイセイマー、ジェンチラー・ポンパス


 病に冒され、死を間近にしたブンミの前に、19年前に亡くなった妻や、数年前に行方不明になった息子が姿を変えて現れる。
 美しく斬新なイマジネーション、思わず笑いがこぼれるようなユーモア、生と死に対する優しく深い洞察が世界に驚きを与えた傑作。2010年カンヌ映画祭パルムドール受賞
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8月20日〜92日(金)



神々と男たち

2010年カンヌ映画祭グランプリ作品 
2010年 フランス 2時間
監督/グザヴィエ・ボーヴォク
出演/ランベール・ウィルソン、マイケル・ロンズデール

アルジェリアで起きた修道士誘拐事件を題材にした注目作。イスラム教徒と共存するフランス人修道士たちは、武装イスラム集団と軍との内戦が激化の一途をたどり、危険が迫る彼らに帰国命令が下る。15年目の今明かされる真実の物語。
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8月27日〜99日(金)

ショパン
愛と哀しみの旋律

2002年 ポーランド 1時間58分
監督/イエジ・アントチャク
出演/ピョートル・アダムチク、ダヌタ・ステンカ

 数々のピアノ曲の傑作を遺し、と称えられるショパン。彼の繊細な“ピアノの詩人”旋律を生み出す天性の才能を、激しく感情を揺さぶる壮大な音楽を創り出す力へと昇華させたのは、生涯最も愛したジョルジュ・サンドとの愛だった。
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8月27日〜911日(日)



キッズ・オールライト

2011年ゴールデングローブ賞(作品・主演女優賞)受賞
2010年 アメリカ 1時間47分
監督/リサ・チョロデンコ
出演/アネット・ベニング、ジュリアン・ムーア


 アカデミー賞の常連女優2人が強い絆で結ばれた夫婦として、力強く繊細な演技を見せてくれる。
 ママが2人いる姉と弟は、自分たちの父親に当たる精子提供者を探すことに。ちょっと変わった家族を描いた感動作。
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9月3日〜916日(金)



四つのいのち

2010年 イタリア=ドイツ=スイス 1時間28分
監督/ミケランジェロ・フランマルティーノ
出演/ジュゼッペ・フーダ、ブルーノ・ティンパノ


 人、動物、木、そして炭。可笑しくも美しい四つの生命を通して語られる一つの物語が、一切のセリフを廃した静謐な映像の中で綴られていく。オーガニックでチャーミングな映像体験と生命の音をお聞きください。
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9月10日〜923日(金)



ジュリエットからの手紙

2010年 アメリカ 1時間45分
監督/ゲイリー・ウィニック
出演/アマンダ・セイフライド、ヴァネッサ・レッドグレイブ


 「ロミオとジュリエット」の舞台、イタリア・ヴェローナのあるジュリエットの生家。そこには恋の悩みを綴った手紙が世界中から年間5000通も届く。そして、そのジュリエット・レターの中には、信じられないような美しい愛の物語が隠れていた。
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9月10日〜930日(金)



テンペスト

2010年 フランス 2時間
監督/ルネ・フェレ
出演/マリー・フェレ、マルク・バルベ


 世界的劇作家W・シェイクスピア最後の作品を独創的かつ大胆な解釈によって映画化した話題作。世紀を超え、語り継がれた物語をファンタジックな映像と音楽、そしてゴージャスな衣装と美術に彩られた至高の作品。
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9月24日〜107日(金)



ナンネル・
モーツァルト
哀しみの旅路

2010年 アメリカ 1時間45分
監督/ゲイリー・ウィニック
出演/アマンダ・セイフライド、ヴァネッサ・レッドブレイプ

 偉大なる天才作曲家モーツァルトには、等しく才能に恵まれながらも、時代の波に押し流された姉がいた。女性であるがゆえに芸術的創作から遠ざけられてしまった姉・ナンネルの苦悩と秘められた情熱を丁寧にエレガントに描き出す。
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9月17日〜107日(金)



大地の詩
留岡幸助物語

2011年 日本 1時間58分
監督/山田 火砂子
出演/村上 弘明、工藤 夕貴、中条 きよし


 非行や教育環境が原因で家庭で暮らせない少年を受け入れる日本で初めての児童自立支援施設(非行少年の更生)を設立した留岡幸助。日本の社会福祉の先駆者として少年更正に生涯をささげた感動作品。
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10月8日〜1021日(金)



マーラー
君に捧げる
アダージョ

2010年 ドイツ・オーストラリア 1時間42分
監督/パーシー・アドロン&フェリックス・アドロン
出演/ヨハネス・ジルバー・シュナイダー、バーバラ・ロマーナー


 天才作曲家マーラーと世紀末ウイーンの女神アルマの音楽に秘められた激しくも切ない愛の忠実を叙情豊かな美しい映像で描く。甘美な名曲を世に送り出した夫婦の愛と情熱の物語。
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10月8日〜1021日(金)



一枚のハガキ

第23回東京国際映画祭審査員特別賞受賞
2011年 日本 1時間54分
監督/新藤 兼人
出演/豊川 悦司、大竹 しのぶ、倍賞 美津子

 98歳の日本最高齢監督、新藤兼人の映画人生最後で最高の作品。人の命が“くじ”で左右され、兵士の死は残された家族の存続を脅かす。そんな戦争の愚か
さを、体験者ならではの目線で激情と笑いを交えながら描く今年最高の傑作。

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10月1日〜1028日(金)



蜂 蜜

第60回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞
2010年 トルコ・ドイツ 1時間43分
監督/セミフ・カプランオール
出演/ボラ・アルタシュ、トゥリン・オセン


 幻想的な森を舞台に主人公の少年ユスフの成長を通して父と母との絆を情感豊かに描いた香り高い物語。どのシーンを切り取っても名作童話の断片になりうる夢の中にいるような、絵画的な美しさに満ちている傑作。
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10月15日〜1028日(金)



バビロンの陽光

ベルリン映画祭アムネステイ映画賞・平和映画賞受賞
2010年 イラク・イギリス・フランス・他 1時間30分
監督/モハメド・アルダラシー
出演/ヤッセル・タリーブ、ジャーザード・フセイン

 フセイン政権の崩壊から2週間後、12歳の少年アームドは祖母と共に行方不明となったままの父を捜す旅に出た。心に深い傷を負いながら生きる人々との出会い過酷な現実に押しつぶされそうになりながらも、わずかな望みを胸に旅を続ける。
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10月22日〜114日(金)



ライフ
いのちをつなぐ物語

2011年 イギリス 1時間25分
監督/マイケル・ガントン&マーサ・ホームズ
日本版ナレーション/松本幸四郎、松たか子

 どんなサファリパークでも体験できない究極のドキュメンタリー作品。目の前でゾウが闊歩し、チーターが狩りをし、ザトウクジラの巨体が跳ね上がる。陸・海・空すべての生き物たちの驚くべき生態と生命のドラマが見る人を圧倒する。
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10月29日〜1111日(金)



日輪の遺産

2011年 日本 2時間14分
監督/佐々部 清
出演/堺 雅人、中村 獅童、ユースケ・サンタマリア、福士 誠治、八千草 薫


 終戦間際の1945年8月、敗戦後の祖国復興に託された軍資金900億円(現在の価値で約200兆円)もの財宝を秘密裡に陸軍工場へ移送する4人の男と勤労動員された20人の少女たちの運命の物語。
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10月29日〜1118日(金)



海洋天堂

2010年 中国 1時間38分
監督/シュエ・シャオルー
出演/ジェット・リー、ウェン・ジャン


 自閉症の息子ターフーを男手一つで育ててきた父シンチョンは、ある日癌に冒され、余命わずかだと知らされる。父親は息子の将来を案じ一人で生きていく術を教え込んでいく。
 父子が共に過ごす、限りある穏やかな時間は、2人の絆を永遠のものにしていく。
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10月29日〜1118日(金)



幸せの太鼓を
響かせて

2011年 日本 1時間46分
監督/小栗 謙一
出演/瑞宝太鼓を中心にコロニー雲仙の人々

 知的障害のある人々が、立派な施設ではなく、ごく普通の地域社会で周囲の協力を得ながら自立して暮らしている。職業を持ちたい、家族を持ちたい。普通の事なのに遠い夢だった。
 知的障害がありながら全国2位に輝いたプロの和太鼓集団の感動の記録。

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11月5日〜1118日(金)



赤い靴

アカデミー賞音楽賞・美術監督・装置賞受賞
1948年 イギリス 2時間8分
監督/マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー
出演/モイラ・シアラー、アントン・ウォルブルック


 日本に空前のクラシックバレエ・ブームを起こしたバレエ映画の金字塔になる作品。当時世界に輝きを放っていた英国バレエ界の実力が映画技術と見事に融合した不朽の傑作。デジタルリマスターで蘇るバレエ界の原点!
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11月19日〜122日(金)



シャンハイ

2010年 アメリカ 1時間45分
監督/ミカエル・ハフストローム
出演/ジョン・キューザック、コン・リー、チョウ・ユンファ、渡辺 謙

 アメリカ・中国・日本を代表する名優たちが共演する話題作。上海を舞台に、太平洋戦争開戦前夜に野望に燃える列強国の巨大な陰謀に巻き込まれていく男と女を描いたサスペンス大作。
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11月12日〜122日(金)



アリス・クリードの
失踪

2009年 イギリス 1時間41分
監督/J・ブレイクソン
出演/ジェマ・アータートン、マーティン・コムストン、エディー・マーサン

 若い男と中年男の2人は、綿密な計画のもとに富豪の娘アリス・クリードを誘拐する。200万ポンドを手に入れるための用意周到な計画が3人の生き残りをかけた闘いへと突き進む。
 クライムサスペンスの傑作誕生。

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11月19日〜122日(金)



Peace
ピース

2011年香港国際映画祭
最優秀ドキュメンタリー賞
2010年 日本=アメリカ 1時間15分
監督:想田 和弘

 選挙運動の舞台裏を赤裸々に描いた「選挙」。ダブと言われる精神科にカメラを向けた「精神」。
 リサーチや台本を排しナレーションや音楽を一切使わない独特の「観察映画」は「Peace」でさらに進化を見せている。

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12月3日〜129日(金) ※1週間限定上映



エッセンシャル・
キリング

第67回ヴェネチア映画祭
審査員特別賞・主演男優賞受賞

2010年 ポーランド他 1時間23分
監督:イエジー・スコリモフスキ
出演:ヴィンセント・ギャロ、エマニュエル・セニエ

 前作の「アンナと過ごした4日間」の作風を一変したノンストップアクションの傑作。
 極限まで削ぎ落としたシンプルなストーリーと未だ見たこともない壮大な極地の風景描写は見る者を圧倒すること間違いない。本年度ナンバーワンの傑作。

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12月3日〜1216日(金)



チェルノブイリ・
ハート

アカデミー賞
短編ドキュメンタリー賞受賞

2003年 アメリカ 1時間1分
監督:マリアン・デレオ


 チェルノブイリ原発事故から16年後の2002年、ベラルーシ共和国「ホットゾーン」の村に住み続ける住民。放射線治療の現場、小児病棟、乳児院など、今なお続く被爆被害の事実に迫った渾身のドキュメンタリー。
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12月3日〜1223日(金)



あしたが消える
〜どうして原発?〜

協賛:「脱原発・自然エネルギーをすすめる」苫小牧の会 ・他
1989年 日本 55分

 22年前の福島第一原発、今回の大事故を予言する事実が次々と明かされる。
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12月3日〜1223日(金)



朱花(はねづ)の月

2011年カンヌ映画祭コンペ部門出品作品
2011年 日本 1時間31分
監督:河瀬 直美
出演:こみずとうた、大島 葉子、明川 哲也

 古代の記憶が宿る、万葉の地・飛鳥地方。朱花という色に魅せられた染色家のひとりの女性を2人の男が奪い合う。
 飛鳥地方の奥深い歴史と風土を背景に生きて、愛するという人間の営みを描き出す。

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12月17日〜1230日(金)


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